視力が落ちた

視力が落ちた

まずは「適切な眼鏡をかければ見えるのか」を確認することが重要です。
  • 眼鏡をかければ見える場合: ピントの調節機能の問題(屈折異常)であり、適切な矯正で解決します。
  • 眼鏡をかけても見えない場合: 目の病気が隠れている可能性が高いため、眼科での精査が不可欠です。

1. 眼鏡をかければ視力がでる場合(ピントの問題)

裸眼視力は悪いものの、矯正視力(眼鏡をかけた状態)は良い状態です。主に近視・遠視・乱視などが原因です。

  • 近視: 手元は見えますが、遠くが見えない状態です。
  • 遠視: 遠くも近くも見えにくい状態です。中高年になって遠くが見えにくくなった場合に多い原因です。
  • 老視(老眼): 加齢によりピント調節機能が衰え、近くが見えにくくなります。白内障手術で治療できる場合があります。
  • 眼鏡の不適合: 長年同じ眼鏡を使っている場合、現在の度数が合っていない可能性があります。

2. 眼鏡をかけても視力が出ない場合(目の病気)

「見えにくくなったスピード」によって、考えられる病気が異なります。

急激に低下した場合(数分〜数日以内)

緊急性が高く、速やかな受診が必要です。

  • 主な原因: 急性緑内障発作、眼内の出血(硝子体出血)、網膜剥離、網膜の血管の閉塞、視神経症、ぶどう膜炎など

◆だんだんと低下した場合(数ヶ月〜数年単位)

急激な場合より緊急度は低いですが、早めの検査が必要です。

  • 主な原因:白内障、緑内障、屈折異常、糖尿病網膜症、中心性漿液性脈絡網膜症など

◆不安定な場合(調子に波がある)

日によって、あるいは時間帯によって見え方が変わる状態です。

  • 主な原因: ドライアイ、眼精疲労、マイボーム腺機能不全、心身の疲労やストレスなど
医師からのメッセージ
芳賀 史憲

「最近見えにくいな」と感じたら、それが一過性の疲れなのか、眼鏡の不適合なのか、あるいは重大な病気のサインなのかを自己判断するのは危険です。当院では適切な視力検査と医師による診察を行い、原因を特定します。お気軽にご相談ください。