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「まぶたがピクピクするから、眼瞼けいれんかも……」と心配して来院される方の多くは、診察の結果、一時的な疲れによる『眼瞼ミオキミア』であることがほとんどです。
実は、名前に反して『眼瞼けいれん』は、まぶたがピクピク動く病気ではありません。
自分の意思とは関係なくまぶたが動く場合、以下の病気の可能性があります。
① 眼瞼ミオキミア 片側のまぶたの一部が細かく動く状態です。疲れ、ストレス、肉体的・精神的疲労、睡眠不足などが原因とされています。 多くは数分から数時間、長くても数日で自然に治まるため、過度な心配は不要です。目を酷使しないよう、スマホの使用を控えるなど、意識的に目を休める時間を作ることが大切です。
② 片側顔面けいれん まぶただけでなく、頬や口角なども一緒にピクピクと痙攣する状態で、顔の半分に症状が出現します。 中高年の女性に多く、自然に改善することはないため、ボトックスによる治療が必要です。
③ チック 小児に多く、顔や体の筋肉が自分の意思とは関係なく素早く動く状態です。 5歳以下では「まばたき」の症状が多く、眼瞼ミオキミアと似ていますが、成長に伴い手足など全身に症状が広がることがあります。
「眼瞼けいれん」は、まぶたがピクピク動く病気ではなく、脳からの「目を開ける・閉じる」という指令が正常に伝わらなくなる、中枢神経系の病気です。
■ 原因・病態
■ 診断:瞬目(まばたき)テスト
ご自身で以下の動作ができるか確認してみてください。これらがスムーズにできない場合、眼瞼けいれんが疑われます。
■ 治療について
ボツリヌス療法:最も一般的な治療法で、目の周りに注射をすることで、目をつぶる力を和らげます。
薬の確認:安定剤や睡眠導入薬が誘因となる場合があるため、可能な限り処方の調整を検討します。
芳賀 史憲「まぶたのピクピク」の多くは一時的な疲れですが、実は「合わない眼鏡による眼精疲労(老眼)」や「ドライアイ」が引き金となっているケースも少なくありません。
当院では、視力検査による適切な眼鏡処方や、涙の状態に合わせたドライアイ治療など、専門医の視点であなたの目に必要な休息とケアをご提案いたします。
「いつもの疲れ」と放置せず、どうぞお気軽にご相談ください。




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