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加齢黄斑変性は失明の原因にもなる病気ですが、近年、OCT(光干渉断層計)という検査機械の進歩によって、網膜の状態を精密に捉えられるようになりました。
この進歩に伴い、病気の捉え方や治療法もここ数年で大きく変化しています。最適な治療を提供するためには、常に最新の知識をアップデートし続けることが不可欠な分野となっています。
年齢を重ねるとともに網膜色素上皮の下に老廃物が蓄積し、それにより直接あるいは間接的に黄斑部が障害される病気です。大きく分けて「新生血管型」と「萎縮型」の2つのタイプがあります。
新生血管型
網膜に生じた異常な血管(黄斑新生血管:MNV)から、血液や水分が漏れ出すことで、網膜の出血やむくみ(浮腫)が生じるタイプです。
萎縮型
黄斑部の網膜組織が徐々に衰え、薄くなっていく(地図状萎縮)タイプです。
初期は自覚症状が少ないこともありますが、進行すると以下のような変化が現れます。
最適な治療計画を立てるため、最新のガイドラインに基づいた精密な解析を行います。
片方の目が加齢黄斑変性を発症すると、5年以内にもう片方の目も発症する確率が約40%(AREDS研究より)というデータがあります。そのため、発症していない方の目を守るための「予防と」が極めて重要になります。
喫煙は加齢黄斑変性の最大の危険因子です。国内の研究(久山町研究)では、喫煙習慣により重症なタイプ(後期AMD)の発症が4倍に増加すると報告されています。禁煙は、今日からできる最も効果的な予防法です。
網膜の酸化ダメージを抑える食事習慣が、進行リスクを減らすことが分かっています。
大規模な臨床研究(AREDS)において、特定の成分を摂取することで進行リスクが減少することが証明されています。
当院では、日本網膜硝子体学会による最新の指針に沿った診療を行っています。

引用:日本網膜硝子体学会 新生血管型加齢黄斑変性診療ガイドライン
芳賀 史憲「物がゆがんで見える」のは、網膜が発している重要なサインです。
私は名古屋大学病院や眼科三宅病院で、長年「黄斑疾患の専門外来」を担当し、数多くの患者さんの治療に携わってまいりました。その豊富な治療経験を活かし、最新のガイドラインに基づいた最適な薬剤選択を行います。
大切な目を守るために、少しでも違和感があれば、どうぞお早めにご相談ください。




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