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まぶた(眼瞼)が腫れる原因は、まぶた自体の炎症だけでなく、目の奥の感染症や全身の健康状態が関わっていることもあります。まずは以下の3つの項目を確認することで、原因を絞り込むことができます。
まぶたの分泌腺に細菌が感染して起こる急性の炎症です。赤く腫れて、まばたきをしたり押したりすると強い痛みを伴うのが特徴です。膿が溜まると自然に破れて出てくることもありますが、早期の抗菌薬治療で重症化を防げます。[ものもらいの治療について ]
まぶたの脂の腺(マイボーム腺)が詰まり、中に分泌物が溜まって慢性の炎症を起こす「しこり」です。通常は痛みはありませんが、放置するとしこりが大きくなったり、細菌感染を起こして急に痛み出したりすること(化膿性霰粒腫)もあります。[霰粒腫の治療について ]
特定の化粧品、洗顔料、点眼薬、あるいは金属や植物に触れたことで起こるアレルギー反応です。まぶたの皮膚は非常に薄いため、他の部位よりも敏感に反応しやすく、強い腫れや赤み、痒みを伴うのが特徴です。
花粉やハウスダストなどによる結膜の炎症が、まぶたの腫れとして現れるものです。目をこすることでさらに腫れが悪化する悪循環に陥りやすく、適切な抗アレルギー薬の使用と、原因物質の回避が治療の基本となります。
目の奥の組織にまで細菌感染が広がった、緊急を要する深刻な病気です。強い痛み、目の突出、視力低下に加え、発熱などの全身症状を伴うこともあります。失明や脳への波及を防ぐため、迅速な診断と強力な治療(入院点滴など)が必要です。
ウイルス感染によるヘルペス性眼瞼炎では、ピリピリとした痛みと共に小さな水疱が生じます。また、心臓や腎臓、甲状腺の病気など、体全体の「むくみ」の一環として両方のまぶたが腫れることもあります。
細隙灯顕微鏡検査 顕微鏡でまぶたの縁や裏側を詳しく観察し、脂の腺の詰まり、細菌感染の有無、水疱の有無などを確認します。
視力・眼圧・眼底検査 腫れが目の奥(眼窩)まで及んでいないか、視力や眼内の組織に影響が出ていないかを慎重にチェックします。
感染症・血液検査 必要に応じてウイルス検査や血液検査を行い、炎症の強さや原因を特定します。
芳賀 史憲まぶたの腫れは「放置して良いもの」から「早急な処置が必要なもの」まで、原因によって対応が異なります。
同じ病名でも、症状の強さや時期によって必要な処置が変わります。特に「しこりがある」「痛みが強い」「急激に腫れてきた」という場合は、無理に触らず早めにご相談ください。




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